キッチンリフォームをやると、最低でも何十万円、高いと百万円を超える費用になるため、少しでも安くしたいところです。

 

普段の生活で値引き交渉をすることは少ないため、どうやって値引きを引き出したらいいのか分からない方は多いです。

 

この記事では、値引き交渉のコツや、値引き交渉時にやってはいけないことを解説します。

 

値引きができて且つリフォーム会社も自分も気持ちの良いリフォームをしたい方はぜひ参考にしてください。

 

 

 

キッチンリフォームで値引きできる金額の相場は？

 

値引き交渉では一体いくらぐらいまで安くなるのでしょうか？

 

値引き交渉をするなら、少しでも安くしてほしいですが、値引きにも限度があります。

 

限度を知らずに大幅な値引きをお願いすると、交渉失敗になってしまいます。

 

ここでは、値引き交渉で値引きできる金額はいくらぐらいなのかを解説します。

 

 

工事費用の5％～10％ぐらいが相場

一般的にリフォーム会社が想定している利益はリフォーム費用の20％～30％程です。

 

なので、20％以上値引きをするとリフォーム会社は利益が無くなるため、それ以上のの値引きは出来ません。

 

そこから考えると、リフォーム会社が値引きできる金額は提示されたリフォーム費用の5％～10％程度になります。

 

見積書から端数を切ってもらう

よくある値引き方法であり値引きのハードルが低いのが、端数を切り捨ててもらうことです。

 

例えば、１万円未満を切り捨てにすれば数千円の値引きになりますし、10万円以下にすれば数万円の値引きにつながります。

 

全体の金額からすればわずかかもしれませんが、数千円であれば家族で外食ができるぐらいの金額になったりするので、担当に話してみてください。

 

断られることは少ないでしょう。

 

見積り書の金額を税別から税込みにしてもらう

見積り書に記載された費用は税別で記載されています。

 

その税別を税込みにしてもらうようにお願いすることもできます。

 

それだけで10％の値引きになるため値引き額が大きくなります。

 

 

キッチンリフォームの値引き交渉をするタイミングと事前に準備しておくこと

値引き交渉に慣れていないと、「いつ」「どんなタイミング」で値引きを切り出せばよいか分かりません。

 

だからと言って、打ち合わせを開始してからすぐに、「安くして！！」と言っても成功しません。

 

上手く値引きをしてもらうためには、交渉をするタイミングと準備が必要です。

 

具体的にはこちらになります。

 

こちらの内容について解説します。

 

相手との信頼関係が築けたと思うタイミング

リフォームの値引き交渉で一番大事なのは、リフォーム会社の方との信頼関係です。

 

リフォーム会社から見積もりをもらった直後に、「安くしてくれ」と言っても、快く応じてもらえません。

 

他に横柄な態度や言葉使い、要求だけでリフォーム会社側の提案を聞かないなども同じです。

 

大事なのは、リフォーム会社側が「このお客さんのリフォームは是非やりたい」と思ってもらえることです。

 

そう思ってもらえるように、以下の事を気を付けましょう。

 

合う回数を増やしてじっくり話をする

人は接する機会が多いほど相手に対して好意を抱きます。

 

それなので、打ち合わせを重ねるごとに関係も構築出来てくるので、値引きの準備ができます。

 

その状態ができたら、値引き交渉に入りましょう。

 

値引き交渉はなるべく会って話をする様にしてください。電話でするより良い感触が得られるでしょう。

 

注意してほしいのは会う時間よりも、会う回数を多くすることです。

 

連絡が来たら返事を早くする

スムーズに連絡が取れるお客さんの方が、スムーズに仕事が進められるのでリフォーム会社も助かります。

 

また、素早く返事をすることで信頼感が持たれるので、早く返事することを心がけましょう。

 

丁寧な態度でお話をする

横柄な態度で話をされるより、丁寧な態度の方が良い印象を抱きます。

 

また、悪い印象を持たれてしまうと、リフォーム工事を受けたくないと思われてしまうため、値引き交渉自体も受けてくれません。

 

それなので、良い印象を持ってもらえるようにお話をしましょう。

 

 

他店の見積もりをもらっておく

他店の見積りをもらうことで、リフォーム工事の相場を把握することができます。

 

他店の見積もりと比較することでリフォーム会社が提出してくれた見積もりが、相場に対して高いのか・安いのかを判断できます。

 

もし、値引きをお願いした金額が相場から大きく離れた費用になると印象が悪くなるので避けたいところです。

 

他店の見積もりは、少なくとも３社～５社程は欲しい所です。

 

とはいえ、自力でリフォーム会社を探し見積もりをもらうのはかなり労力が必要になります。

 

そこで、見積もり比較サイトを利用すると自宅に居ながらリフォーム会社を紹介してくれるので探す手間が省けます。

 

こちらに見積もり比較サイトについて解説していますので、参考にしてください。

 

交渉する人を決めて家族内の意見を纏めておく

リフォーム会社の担当者との話をスムーズに進めるためにはこちらを決めてください

 

家族内で意見がバラバラなまま話をしても、時間が多くかかってしまいます。

 

多くの時間を使うということは、リフォーム会社のコストがかかってしまうので、値引き幅は少なくなってしまいます。

 

 

キッチンリフォームの値引き交渉が成功する9個のコツ

それでは、値引きを成功させるためのコツについて解説します。

 

値引きをするための手段は以下の３つに分けることができます。

 

それぞれの内容について解説します。

 

交渉で値引きをする

担当者と上手く交渉することで、値引きをしてもらいます。

 

その手段としては事らがあります。

 

 

先にこちらの予算を伝える

値引き交渉をするためには、交渉の主導権を握る必要があります。

 

そのために、自分の予算を伝えてしまいましょう。

 

リフォーム会社に「提示された予算内に抑えなければいけない」とプレッシャーをかけることができます。

 

でも、予算としていくらを提示すればいいのか分からないかと思います。

 

万が一、リフォーム会社が想定している金額より高い金額を予算として伝えてしまった場合、より予算に近い金額に値上げされてしまう場合があります。

 

例えば、リフォーム会社はリフォーム費用が100万円だと想定していたとします。

 

自分は予算は130万円と伝えたとします。

 

リフォーム会社が予算内に収まる120万円を提示するとなってしまうことがあります。

 

そのためにやるべきことはこちらです。

• 事前に他のリフォーム会社から見積もりをもらい相場を把握する
• 相場の90％程を予算として伝える

複数の会社から見積もりをもらうために、見積もり比較サイトを利用することをお薦めします。

 

自宅に居ながら、簡単にリフォーム会社が紹介されるため、リフォーム会社を探す手間が省けます。

 

こちらに見積もり比較サイトについて解説していますので、参考にしてください。

 

リフォーム会社に予算を抑える方法を聞く

リフォーム会社に予算を押さえる方法を直接聞いてみましょう。

 

リフォーム会社の方がリフォーム費用を抑えるための上手い方法を知っているからです。

 

それなので、リフォーム会社側からの要望や提案を聞くことも良い方法です。

 

諸経費から値引き出来ないか聞く

普段の値引きは工事の内容から値引きがされます。

 

材料費であったり、工事費用だったり。

 

でも、見積もり内容によっては、これ以上値引くことが難しい場合があります。

 

材料費や工事費がギリギリの価格で見積もられている場合、これ以上値下げすることが出来ません。

 

その場合は、諸経費を見てみましょう。

 

諸経費は、工事の管理費や運送費、産業廃棄物の処理費用だったり色々な項目が入っています。

 

リフォーム会社の中には、値引きすることを考えて諸経費を多めに計上している場合があります。

 

他社と比較した際に、諸経費が多く計上されている場合は、こちらからの値引きをお願いしても良いでしょう。

 

話が詰まった場合は会社に持ち帰ってもらう

担当者の中には価格についてその場で決めることができないこともあります。

 

会社の上司の許可が必要とか。。。

 

その場合はいくら時間を使ってもそれ以上話が進まないので、持ち帰ってもらい社内で検討してもらうようにしましょう。

 

その結果、上司や社長の判断で値引きしてもらえることがあります。

 

値引きをしてくれたら契約を約束する

十分に交渉した後の、最後の一手になります。

 

ここまでくると契約が欲しいために値引きに応じてくれることが多いです。

 

その代わり、値引いてくれたら契約をしましょう。

 

もし契約をしなければ、リフォーム会社との信頼が崩れてしまう可能性があります。

 

その後の話が上手く進まなくなることがあります。

 

本当に契約をする意思を固めたうえで話をしましょう。

 

 

リフォーム会社の都合に合わせる

リフォーム会社には値引きしてでもリフォームを引き受けたい場合があります。

 

或いは、リフォーム会社の要望を受け入れる代わりに値引きを引き出すことが出来ます。

 

具体的にはこちらの内容があります。

 

 

着工時期をリフォーム会社の都合に合わせる

リフォーム会社も世間の会社と同じで、繁忙期や閑散期があります。
その中で狙いどころとなるのが閑散期です。

 

閑散期ではリフォーム工事が少なくなるため、以下の理由から値下げをしてでもリフォームを請け負いたいと考えます。

• 工事をする職人の空き時間を作りたくない
• 売上を少しでも上げたい

 

一般的にリフォーム会社の閑散期や繁忙期はこちらになります。

 

閑散期には値段だけではないメリットも出てきます。
こちらの記事で閑散期・繁忙期について解説しますので、参考にしてください。

 

契約時期を調整する

リフォーム会社も会社である以上、数字を気にします。

 

特に決算月と月末はその傾向が強いです。

 

毎月のノルマ達成や、決算で良い数字を出すために、多少値引きをしてでも契約を取ろうとする傾向があります。

 

その時期を狙って打ち合わせを進めて行くのも値引きのための手段です。

 

ただし、リフォーム会社が十分な売り上げを達成できているときは、契約を急がないため値引きが難しい場合があります。

 

それなので、契約のタイミングが決算月や月末になった時に、交渉に使うといいでしょう。

 

建材や設備をリフォーム会社の都合に合わせる

リフォーム会社の中には以下の理由により、余りが出ている建材・設備がある場合があります。

• 誤発注した商品
• キャンセルした商品
• ショールームでの展示品

これらの在庫処分に協力することで値引きに繋げることができます。

 

ただし大規模なリフォーム会社は、余りになる商品を上手く使って行っているため、そういう商品がないことが多いです。

 

それなので、小規模なリフォーム会社と打ち合わせする場合に聞いてみるといいでしょう。

 

建材・設備を一つのメーカーで揃える

リフォーム会社としては1つのメーカーから大量に仕入れることでメーカーに値引き交渉ができます。

 

安く仕入れることが出来るのでリフォーム費用も安くすることができます。

 

また、メーカー自体がリフォーム会社に対しまとめ買いキャンペーン等を行っている場合がありますので、担当者に聞いてみるといいでしょう。

 

リフォーム会社の営業に協力する

リフォーム会社としては、施工実績は次のお客さんを引き付けるための重要な宣伝材料になります。

 

そのためこちらのことに協力することで値引きに繋げることができます。

ただし、完成見学会は見栄えの良い物件が対象になるので、小規模のリフォームや目を惹くようなリフォーム出ない場合は採用されない場合があります。

 

それでもやれる範囲で協力することで、リフォーム会社も喜んでくれるので値引きもしてくれやすくなります。

 

 

他店と価格を競わせる

他店と価格を競わせることで値引きを引き出します。

 

複数のリフォーム会社からリフォーム費用を出してもらうことは、自分が選ぶ立場になるので有利に交渉を進めることができます。

 

また相見積もりには良いリフォーム会社を見抜く方法だったり、相場を把握することにも役立ちます。

 

中には親身に対応してくれるリフォーム会社に対して相見積もりをすることは失礼なのではと考えるかもしれません。

 

相見積もりは、「住宅リフォーム推進協議会」も推奨しているので、気にせずにやってみてください。

 

相見積もりについてはこちらでも解説しますので、参考にしてください。

 

 

キッチンリフォームの値引き交渉でやってはいけないこと4つ

キッチンリフォームの値引きではただやみくもに値引きを迫ってもうまくいきません。

 

それだけでなく、無理な値引き交渉は自分が不利になることもあります。

 

これをしてしまったがために、値引きしてもらえないどころか、最悪リフォーム工事自体が断られてしまう場合があります。

 

 

上記の内容について解説します。

 

次もやるから安くして

次もやってくれる保証がないからNGです。

 

このような値引き交渉はリフォーム会社も受けており対応に慣れているので、値引きにつながらないことが多いです。

 

そもそも、一度リフォームすると次のリフォームは数年後から十年以上先になるので、リフォーム会社も真に受けたりしないでしょう。

 

根拠のないことを言ったり嘘をつく

嘘をつかれると信頼感が無くなるので、高額になるリフォーム工事を請け負いたいとは思いません。

 

リフォーム会社からすると、リフォーム後に適当なクレームを入れられたりする可能性があるので、リスクの高いお客様と判断して値段を高くするか、リフォーム工事自体を断ります。

 

それなので、値引きを引き出そうとするあまり、嘘をつくのはやめましょう。

 

 

リフォーム会社を疑いながら値引き交渉する

悪質な業者という目で見て、見積もりが高く見積もられてると疑いながら話をすると相手もその雰囲気が伝わってしまいます。

 

最初のうちは相手も理解をしてくれるかもですが、打ち合わせを重ねてもその状態だと、リフォーム会社もいい気持ちで対応できなくなります。

 

そうなると、このお客さんとは良い関係を築けないならリフォームを受けれなくてもいいか・・・と考えるようになり、値引きもしてくれなくなります。

 

リフォーム会社を疑う気持ちもわかりますが、相手と協力して進めるようにしましょう。

 

他社からもらった見積書の内容を見せない

値引きを引き出す方法で相見積もりを取って競わせることがあります。

 

だからと言って、他社からもらった見積もりを見せることはNGです。

 

見積り書は他社と価格を競わせるために作るものではないからです。

 

他社の見積もりを見せて交渉すると、リフォーム会社の担当者は「うちの見積書も他社に見せて値引きさせてるんだな」と思い、いい気持ちはしません。

 

さらに、このお客さんの仕事を受けてもトラブルになるかもと思われ、リフォーム工事が断られることもあります。

 

また、最低限の価格を提示してくれない場合もあります。

これらの理由から、他社からもらった見積もり書を見せることは控えましょう。

 

 

キッチンリフォームの値引き交渉で注意すること

値引き交渉で気を付けなければいけない点についてです。

 

これらについて解説します。

 

相見積もりのリフォーム条件を同じにする

相見積もりを取るときに気を付けたいのは、リフォーム内容と使用する資材や商品を同じものにしましょう。

 

他社から取った見積りが、今打ち合わせしているリフォーム会社より安かったとします。

 

でも、内容を確認したら、希望のグレードより安いシステムキッチンで見積もられていたという事があります。

 

それだと、相見積もりで安くすることは難しいです。

 

正確に比較するためには、条件をそろえることが必要です。

 

無理に値引きすると安価な材料や職人になる

リフォーム会社が値引きをするためには、主に材料費・商品代を下げるか、工事費を下げるかになります。

 

リフォーム会社に値引きを迫っても値引きできる金額には限度があるため、一定の価格以上を下げることができません。

 

それなので、より値段を下げるためには、安価な材料・商品を使用し、費用の安い職人にお願いすることになります。

 

安価な材料・商品を使用するとで、見た目が満足できないとか、使い勝手が悪いというような不満が出ます。

 

費用の安い職人は腕があまりよくないことがあるので、仕上げが雑だったり劣化が早かったりします。

 

満足いくリフォームをするためにも、無理な値引きは控えたほうが良いかもしれません。

 

もちろん、上記のことを理解したうえで値引きをするのはアリです。

 

 

キッチンリフォームで値引き交渉は出来るの？

ここまで色々解説しましたが、そもそもキッチンリフォームでほんとに値引き交渉自体ができるのか疑問に思っている方も見えるでしょう。

 

或いは、値引きをすることでリフォーム会社との関係が悪くなるのではと心配するかもしれません。

 

そんな疑問について解説します。

 

キッチンリフォームの費用を値引くのは常識？

キッチンリフォームの費用を値引くのは多くの方がやっていることです。

 

なので、リフォーム会社の方も値引き交渉がある前提で商談をするので、常識といってもいいでしょう。

 

担当者の方と金額についてお話をするときは、値引きについてもお話をしてください。

 

値引き交渉しなければ損するのはあなた

先ほど、「リフォーム会社も値引き交渉はある前提で商談している」と解説しました。

 

これは、リフォーム金額は値引くことを前提に費用を計上している場合もあるということです。

 

値引きをする予定なのに、自社がやれるギリギリの金額で出していたら会社が十分な利益が取れなくなってしまいます。

 

それなので、値引きを想定した見積もりになったりします。

 

値引きをすることにためらいがある場合は、リフォーム会社も値引きをすることを前提にした見積もりにしていると思って、思い切って値引き交渉をしてみてください。

 

 

まとめ

本記事では値引き交渉を成功させるためのコツについて解説しました。

 

値引き交渉を成功させるためには、やらないといけないことの他にやってはいけないことがあります。

 

値引きをするうえで大事なことは、担当者との関係性を作ることです。

 

関係性があれば多少無理なお願いでも聞いてもらえることがあります。

 

逆に強引に値引きを迫ることは関係性が悪くなるだけでなく、リフォーム工事を受けてくれなくなります。

 

お互いに気持ちよくリフォームをするためにも、関係性を作ったうえで値引きをお願いしていきましょう。

 

最後にリフォーム費用を値引く上で相見積もりは必要なものになります。

 

上手く相見積もりを使うことで、45万円以上安くできた事例もあります。

 

こちらは当サイトで一番おススメしているリフォーム会社の一括見積サイトになります。

 

また、こちらのサイトについて調査をしたことを纏めましたのでこちらも合わせてご参照ください。